エコランというと、アクセルの踏み方にばかり注意が行きがちです。
しかし、確かにアクセルを多く踏むとガソリンは多く噴射されます。
それが馬力となってクルマは加速します。加速されたクルマは運動エネルギー
を得てそれ相応の距離を走ります。
現代のクルマでは、それらのプロセスにあまり無駄がないので、消費された
ガソリンと走った距離の関係は常に比例していて、アクセルの開度によって
そうそう差の出るものではありません。
もちろん、メチャクチャとばしたり、極端なノロノロ運転をすれば差は出るでし
ょうが、通常の道路で実用的な使用をしている限り、差は出にくくなっています。
本当に気をつけなくてはいけないのは、エネルギーを捨てる行為、つまりブレ
ーキの方なんです。
そんなこと言っても、ブレーキ踏まないといろいろ危ないし、だいいちブレーキは
いくら踏んでもガソリン食わないでしょ?
という反論があるかもしれません。
私もブレーキをしっかり踏んでクルマの荷重を前輪に乗せてからクルリと角を
曲がるのは好きです。それがエコランには大敵なのです。
ブレーキは、そこまでガソリンを燃やして蓄えてきた運動エネルギーを、一瞬に
して熱に変えて捨て去ってしまう行為です。
そのブレーキを踏まなければ、惰力で減速時燃料カットを効かせたままで数百
メートルは走れたのに、ブレーキを踏めばまたガソリンを燃やしてその数百メート
ルを走らなければなりません。
ブレーキを踏むのが全面的にダメなわけではなく、ブレーキを強く踏まざるを
得ない状況をなるべく作らないようにすることがポイントです。